楽寿園を知る
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STORY

社会福祉法人 育賛会

特別養護老人ホーム 楽寿園

施設長 伊波 政宏 さん

地域とともに歩み、次の時代へつなぐ介護のかたち

1979年(昭和54年)に開設された特別養護老人ホーム「楽寿園」は、地域の方々に支えられながら約半世紀にわたり歩みを続けてきました。創設当時、この地域には高齢者を受け入れる福祉施設が少なく、「地域のために何かできる場所を」との想いから、先代理事長の手によって誕生しました。

開設当初から100床規模を維持し、現在では長期入所・短期入所に加え、デイサービス、訪問介護、居宅介護支援センターなど6つの事業所を運営。地域に密着した総合的な介護サービスを展開しています。

地域に支えられ、地域とともに育つ施設へ

施設長の伊波さんは、「地域の皆さんとともに歩み、地域に支えられてきた」と語ります。

楽寿園では、入所者100名、ショートステイ利用者10名が安心して暮らせるよう、日々のケアに加えて“季節を感じる行事”を大切にしています。運動会、敬老会、ハロウィンなど、毎月のようにイベントを実施。地域の自治会や保育園児との交流など、世代を超えたふれあいの場も設けています。

 

「高齢者の方が地域とのつながりを感じ、笑顔で過ごしていただけることが一番の喜びです」と伊波さん。

“安心・安全で、そして楽しい暮らし”を目指す姿勢が、長年にわたり地域から信頼される理由です。

一人ひとりに寄り添う「個別ケア」

楽寿園の介護方針の中心にあるのは「個別ケア」。

利用者様一人ひとりの生活リズムや希望を尊重し、「この人にとって本当に必要な支援とは何か」を常に考えることが基本です。

そのために、スタッフ間の連携を欠かさず、口腔ケア委員会をはじめとした各種委員会活動や定期的なカンファレンスを開催。外部の専門家や認定看護師を招いた勉強会も行い、より専門的で質の高いケアを実現しています。

「介護はチームで行うもの。多職種が協力してこそ、本当の意味での“寄り添うケア”ができる」と伊波さんは語ります

 

働きやすく、働きがいのある職場づくり

介護の質を高めるためには、スタッフが安心して働ける環境が欠かせません。

楽寿園では「働きやすさ」と「働きがい」の両立を目指し、キャリアパス制度を整備。入社1年目・3年目・5年目といったステップごとに業務内容や昇給基準を明確に示し、職員が自分の成長を実感できる仕組みを導入しています。

「職員の向上心が高いのが当園の特徴。自分の努力が評価されることで、やりがいを感じてもらえるようにしています」と伊波さん。

職員同士の仲も良く、行事の企画やイベントの準備などではチームワークが光ります。ハロウィンの仮装大会など、職員と利用者様が一緒に楽しめる催しも多く、「笑顔があふれる職場」として県内外から注目を集めています。

新しい時代の介護へ

ノーリフティングケアとICT導入

今、楽寿園は新たなステージへと進もうとしています。

改築を機に、「ノーリフティングケア(持ち上げない介護)」と「ICT技術の導入」を推進。

介護リフトの活用により職員の負担を軽減、離職した介護職員の復帰を後押しする取り組みを始めました。さらに、見守りセンサーを導入し、利用者様のベッド上の動きをリアルタイムで検知。転倒・転落を未然に防ぎながら巡回を減らし、利用者様の安眠を守ります。

「テクノロジーをうまく使えば、介護はもっと安全で優しいものになる。機械に任せられる部分は任せ、人の手でしかできない“心のケア”に集中してほしい」と伊波さん。

こうした新しい取り組みを通して、従来の介護施設とは一線を画す“次世代型介護施設”を目指しています。

 

「介護の仕事は、他人(ひと)の人生に寄り添う尊い仕事です。」

伊波さん自身、未経験から介護職へ転身し、利用者様との関わりを通じて多くを学んだといいます。

楽寿園では、介護職だけでなく生活相談員、ケアマネジャーなど多様な職種があり、6つの事業所でキャリアを広げることができます。

新しい設備と理念のもとで、地域とともに成長し続ける「楽寿園」。

「ここで働きたい」と思える職場を、一緒に創っていきませんか。

皆さんの笑顔と力が、これからの介護を変えていきます

ジェイウォームプラス取材 (2025.1020)

数字で見る楽寿園
DATA

創立年

1979年設立。地域密着で、着実に成長中。

従業員数

(各事業所の合計数)

スタッフの平均年齢

 

正社員登用人数

(2015年~調べ)

未経験からの資格取得人数

(介護職員初任者研修、介護福祉士など)

有給取得日数

有給休暇が取得しやすい職場です